SSブログ
唐沢寿明主演 ナポレオンの村


スポンサーリンク

「ナポレオンの村」第1話あらすじ&感想 [ナポレオンの村 各話あらすじと感想]



「ナポレオンの村」第1話あらすじ&感想

「ナポレオンの村」第1話あらすじ


東京オリンピックに関する一大プロジェクトのプレゼンをする東京都の職員・浅井栄治。
プレゼンは大成功し、プロその一大プロジェクトの進行にも目途が付いた。

自分が抜けてもプロジェクトの進行に支障がないと判断した浅井が次に目を向けたのが、限界集落の再生であった。

そこで目を付けたのが東京で一番の限界集落である東京西部に位置する星河市の神楽村。

神楽村の再生に着手するために浅井は東京都から星河市役所の農林商工課へと出向した。

ナポレオンの村第1話あらすじ
TBS番組公式サイトより引用)

しかしそこにいたのは、財政難を理由に神楽村を廃村にしようとしている市長の福本純也と、時計の針が17時ちょうどを指すと同時に帰宅するやる気の見えない農林商工課の職員たち。

ナポレオンの村第1話あらすじ
TBS番組公式サイトより引用)

浅井が星河市役所に着くと、窓口には保険証を再発行するためにやってきた井川登美子がいたが、職員たちは高齢の井川登美子を役所の中をたらい回しにする。

浅井は登美子に寄り添い無事に手続きをする。

浅井は神楽村担当としてまずは祭りの実行委員を担当することになった。
しかし例年と同じだと言って渡された予算はたったの1万円。

神楽村の平均年収87万円という現実と、祭りの予算1万円に驚いている浅井を、市長から内密に浅井の監視を命じられている農林商工課職員の岬由香里が神楽村へ連れて行く。



スポンサーリンク








神楽村は東京都内とは思えないような田舎だった。
山間部にある村は、緑や清流に満ち溢れ、段々畑が広がっている。

まずは祭りを担当するにあたって、岬は浅井を神主の菰田孝三郎のところへ行く2人。

菰田に挨拶してから村人から寄付を募って祭りを盛大に盛り上げたいという浅井に、やってみると良いとだけ言う菰田。

それに驚く岬。

しかし、浅井が寄付を集めに行くと、物を投げつけられたり、どなられたり、村人からは総スカンを食らう浅井。

そんな浅井に、祭りを盛大にしたいとは誰も思っていないと告げる岬。

その時に2人は自宅へと帰る井川登美子を見かける。

井川登美子には寄付の話をしていなかった2人は井川登美子の自宅を訪ね中へと入っていくと、そこには美しい和紙がたくさん干してあった。

井川登美子は紙すきの職人だったのだ。

部屋の隅には家族の写真が。
登美子が息子と息子の嫁と生まれたばかりの孫と、病室で映っている写真だ。
幼稚園児になっている孫とはその写真以来一度も会っていないという。
息子は村を出て行ったきり、帰ってこないのだ。

浅井は祭りを成功させれば登美子の息子和博も帰ってくると考えて、何かいい方法がないか考えるが、岬から市長の福本は神楽村を廃村にするつもりでいることを伝えられる。

それでも祭りを盛り上げる方法を考え続けた浅井は、神楽村の夜の暗さに注目する。
街灯ひとつない村の夜は、漆黒の闇に包まれるのだ。

その神楽村の夜空に登美子の和紙で作ったスカイランタンを上げることを思いついた浅井は、早速登美子に協力を求める。

更に浅井は古民家を村人が集まれる集会所の様にもできるように修繕して自ら神楽村へ引っ越した。

村人を自宅へ集めた浅井は、スカイランタンの計画を発表し、村人に協力を求めた。

スカイランタンの材料は和紙と竹ひごとロウソク。

和紙は登美子からの提供で賄い、1万円の予算はローソクの原料を買うと終わってしまう。

竹ひごを買うお金がないので、竹ひごの制作を製材所を営んでいる源治郎に頼むが断られてしまう。
更には村人たちが絶大な信頼を置いている神主の菰田が反対意見を唱えたために、村人は反対し、浅井は反感を買ってしまう。

その夜、自宅でオンラインゲームをしながら、仕事の鬱憤を晴らしている岬に対して、弟の直人から「でも、祭りが失敗したら、『あいつのせいだ』ってなって、姉ちゃん、嫌われるんじゃない?」と言われてしまう。

祭りの失敗が自分のせいになるのは嫌な岬は、源治郎の製材所を一人で訪れて、協力する様にお願いする。

最初は岬のお願いでもダメだと断っていた源治郎だが、今までお役所仕事しかしてこなかった岬が、自分も手伝うというのに驚き協力することにする。

村の青年団の協力も得て、竹ひごの準備も進んだ。

浅井は後輩で経営コンサルタントの会社を経営している戸川真人に頼み、祭りをインターネット上で宣伝してもらう。

1000個のスカイランタンを夜空に打ち上げる、という祭りのイベントは瞬く間に評判となり、星河市役所には問い合わせの電話が殺到した。

しかしそんな祭りの準備に奔走している浅井に冷や水を浴びせるように、市長の福本は失敗した時の責任について問う。
浅井は当然のように失敗したら辞職すると告げる。

祭りの準備は順調に進み、青年団のアイデアで段々畑を利用した流しそうめんもやることになり、流しそうめんを流す竹の設置が村人総出で行われていた。

岬は浅井にどうしてこんな田舎でこんなことをやる狙いを問う。

ナポレオンの村第1話あらすじ
TBS番組公式サイトより引用)

すると浅井は、自分のふるさとが廃村で亡くなってしまったことを告げ、ふるさとの村から人がいなくなり、景色が変わり、思い出がなくなっていくことのキツさを伝える。

神楽村を選んだのは、たまたま都庁から一番近い限界集落だったからだ。

祭りの前日、スカイランタンは1000個出来上がり、村の青年団の倉庫に保管された。

しかし和紙作りに精を出し過ぎた登美子が血を吐いて倒れてしまう。

病院に駆け付けた岬と浅井。

浅井はどうして倒れるまでやらせたのかと浅井を問い詰める。
すると浅井は「自分たちでやらないと意味がない」と答える。

祭りの当日。

スカイランタンの宣伝効果で、神楽村には祭りを見るために大勢の人が集まった。

しかし、市長の命令で農林商工課の職員・山田大地がスカイランタンを保管してあった倉庫でタバコを吸って、スプリンクラーを作動させ、倉庫に保管してあったスカイランタンはずぶ濡れになってしまっていた。

村人たちは諦めムードになるが、浅井は濡れたスカイランタンを乾かし始める。

祭りに反対していた神主の菰田も、祭りの準備に参加していない村人を連れて手伝いにやってくる。

しかし打ち上げ予定時刻には間に合わない。
客は怒って帰り始めてしまう。

祭りの会場には、何年間も村に帰ってこなかった登美子の息子和博が妻と子供を連れてやってきていた。
浅井がスカイランタン計画を知らせて、母の登美子と会ってくれるように頼んでいたのだ。

しかしスカイランタンは上がらずに、客は次々と帰り始める。

和博も妻と子供を連れて帰ろうとしたその時、登美子がやってきた。
病院から一時的に外出してきていたのだ。

和紙職人を継ぎたかった息子の和博だったが、母は息子には才能がないと言って継がせなかった。
しかし実際には和博には才能がないわけではなく、収入が少ない和紙作りでは妻と子に大きな苦労を掛けさせるだけだという、登美子の本当の想いをはじめて知った和博。

実は今回のスカイランタンにはちょっとしたデザインを施してあった。
和紙にはクローバーの押し花が入っていたのだ。
和紙にクローバーの押し花を最初に入れたのは、小学生の頃の和博だった。

母の自分への強い思いを感じ取った和博と、本当の気持ちを伝えることができた2人は抱き合って号泣する。

その様子を離れてみていた岬も号泣している。
(実はこの人、感情豊かな人?)

その時、夜空にスカイランタンが上がり始める。
帰る足を止めて見入る客たち。

なんとか乾かすことができて1時間以上遅れたが間に合ったのだ。

無事に祭りも終わり、和博は和紙職人を継ぐことになった。

市長の福本はスカイランタンの成功に激怒していたが、メディアで取り上げられ、市長自らがテレビ番組に出演すると、自分の手柄の様にスカイランタンについて語った。

すると登美子の和紙への大量発注が入ったのだ。

福本市長は浅井に、今回は特例だが、今後は余計なことをしないように、と釘を刺すが、浅井は「それは住民が決めること」と返す。

第一話ゲスト出演者情報はこちらのページへ
レギュラー出演者情報はこちらのページへ

スカイランタン打ち上げの裏話

ロウソクの火が和紙を通して幻想的な光を投げかけるスカイランタンが、
いくつもいくつも夜空に上がっていく様子はとても美しく感動的でしたが、
撮影にはとても苦労があったそうです。

というのは火を扱うことから、火災への懸念が強くあるからです。

スカイランタンから万が一周囲の木やテントなどに火が燃え移ってしまったら、大惨事になりかねません。

スカイランタンを1話のメインにすることを決めてから、撮影スタッフは撮影候補地で消防等に相談をしましたが、周囲に火が燃え移る危険性があることは認められないとのことでした。

現在、実際にスカイランタンを使って町おこしをしているのが、新潟県津南町の「津南雪祭り」ですが、これは豪雪地帯で雪が深く積もっている中でスカイランタンを打ち上げます。

万が一のことが起こっても、火災を起こす危険性が低い状況だから許可されているのです。

この「ナポレオンの村第1話」の撮影は夏に行うということで許可が下りませんでした。

しかし、長野県の白馬で夏にスカイランタンを打ち上げるイベントが行われたことがありました。
この時には、スカイランタンをワイヤーでつなぎ、強風が吹いても飛んでいくことがないようにして打ち上げています。

撮影も同じように火を点けても燃えることがないワイヤーでスカイランタンの3か所を結ぶことにしました。

実際に打ち上げた数も30個程度で、それにCG処理を施して、たくさん打ちあがっているように見せ、ワイヤーを消しています。

撮影時も20名以上の消防団や2台消防車にも待機してもらい、バケツや濡れたぞうきんなども用意し、エキストラの人が持っているものには火はつけない等、万全の準備をしてから打ち上げています。

本当に美しいスカイランタンでしたが、ドラマの世界だから作れるものであって、実際には夏には見ることができないイベントなんですね。

第1話の感想

最初のうちは浅井さんは独りで浮いている感じがして、
正直「この人大丈夫?」って思いました。
だってね、やる気の亡くなった人からやる気を引き出すのって大変なんですよ。

神主の菰田さんが祭りを盛大にやらなくてもいい理由をいかにも論理的に正当化して語ったりして、もう村人達は洗脳されちゃっているわけですよね。

でもね、だんだんと村人の態度が変わってきたでしょ。

もちろん完全なフィクションだったら「あ、物語だからね」で終わっちゃうけど、実話を元にしているっていうからには、これに近いエピソードが日本のどこかにあったっていうことですよね。

ローマ法王に米を献上した高野 誠鮮氏ではなくても。

何かを変えていくっていうのはとても大変なことなんだけど、強い情熱を持っていれば、必ず成し遂げることができるっていうことが強く伝わってくる第1話でした。





スポンサーリンク








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。